2025年春からスタートした大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、最先端の技術革新やサステナブルな取り組みが世界中から集まる一大イベントです。
各国のパビリオンが立ち並ぶ中、特に注目を集めているのが、日本の誇る代表的な展示施設である『日本館』です。
「未来の日本」を体験できるこのパビリオンは、宇宙・環境・技術・文化などが融合した展示内容が魅力。
しかし、人気が集中しているために、「予約がないと入れないの?」「当日の飛び入りは可能?」「何時に行けばいい?」など、入場方法に関する疑問を持つ方も非常に多くなっています。
この記事では、日本館に入場するための方法(事前予約/当日予約)や、それぞれの特徴・注意点・実践テクニックをわかりやすくまとめています。
最後には「どの時間帯が狙い目か」「端末の位置」なども含めて、しっかり解説していきます。
◆ そもそも日本館は予約なしで入れるの?【基本のルール】
基本的に、日本館への入場は「完全予約制」となっています。
そのため、入場したい方は事前に公式アプリでの予約が必要です。
とはいえ、「すでに予約枠が埋まってしまっている」「直前に万博に行けることが決まった」などのケースもありますよね。
そういった方のために、「当日予約枠(当日抽選枠)」というシステムが用意されています。
▶ 日本館の入場方式を比較!【早見表】
種別 | 予約方法 | 予約できるタイミング | 利用条件 | 特徴 | 注意点 |
---|---|---|---|---|---|
① 抽選予約(2ヶ月前) | 公式アプリで申し込み | 観覧希望日の2ヶ月前〜 | 抽選形式/スマホ要 | 予定を早めに立てやすい | 競争率が非常に高い |
② 抽選予約(7日前) | アプリ再抽選 | 観覧日の7日前 | 再抽選/当選通知あり | 意外と当たりやすいという声も | 空き枠が少ない場合も |
③ 空き枠予約(3日前) | アプリで随時確認 | 観覧日の3日前〜 | キャンセル枠拾い形式 | こまめにチェックすれば拾える可能性あり | すぐ埋まる。通知ON推奨 |
④ 当日予約(当日枠) | 入場後に登録 | 万博入場から10分後〜 | 会場端末またはスマホ | 飛び込みでも可能な最後の砦 | タイミング命。競争激しい |
「当日枠」は、事前予約が取れなかった人が入場当日にワンチャン狙える救済措置です。

ただし、枠数は限られているため、以下に紹介する時間帯や行動の工夫がとても重要になります。
◆ 当日枠を確保したい人必見!解放時間と並び方・動き方のコツ
「当日予約は具体的にどうすればいいの?」という方向けに、
ここでは当日枠が解放される時間帯や、その時間にどこでどう行動すべきかを整理して解説します。
▶ 当日枠の時間帯と行動パターン一覧表
時間帯 | 並び始めの目安 | 解放される枠の時間 | 混雑レベル | 狙い目度 | 注意ポイント |
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午前枠 | 東ゲートに8:45〜9:00 | 9:30〜10:30の時間帯 | 非常に混む | ◎ 高確率で当たりやすい | 10:30前に枠終了の可能性。最前列必須 |
夜枠 | 18:15〜18:30頃から並び始める | 19:00以降の時間帯 | 午前よりはやや少ない | ○ 比較的スムーズ | 帰宅の電車や日没後の移動に注意 |
▶ 実際の行動フロー例(午前枠を狙う場合)
-
8:30ごろには夢洲の東ゲートに到着
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9:00入場開始と同時に「日本館」へダッシュ
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日本館到着後、会場端末 or スマホアプリを準備
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入場から10分経過後に「当日予約の受付が解禁」される
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QRコードを読み取り、空き枠にエントリー(早い者勝ち)
▶ 当日予約の操作方法【スマホ/端末共通】
項目 | 内容 |
---|---|
操作タイミング | 万博入場後、10分経過したタイミングから |
利用端末 | 公式スマートフォンアプリ または 会場設置端末 |
登録方法 | 日本館の当日枠ページから希望時間を選択し、QRコードで認証 |
結果表示 | 画面に「予約完了」のメッセージが出ればOK。時間は自動割当 |
注意点 | 途中で通信が切れることもあるため、スマホ+端末の併用がおすすめ |
◆ 会場端末はどこにある?混雑を避けるための「下見」がカギ!
スマートフォンから予約ができない場合や、ネットが不安定な場合は会場内の専用端末を利用しましょう。
ただし、場所によって混雑状況が異なるため、あらかじめ設置場所を把握しておくことがとても重要です。
▶ 当日予約端末の主な設置場所一覧
場所名 | 特徴 | 混雑傾向 |
---|---|---|
パビリオン・イベント当日登録センター | メインの登録所。台数が多く案内員も常駐 | 混雑するが操作が安心 |
東ゲート案内所 | 入場直後にすぐ行ける。午前枠狙いに最適 | 早朝から列ができることも |
メディアセンター隣 | 比較的空いている穴場。説明員もいる | 外国人観光客も多いが混雑度は低い |
ファミリーエリア近く | 子ども連れが多いため、混みやすい | 日中は混雑。午前はやや空きあり |
南ゲート付近案内所 | 夜枠を狙う人が多い | 18:00以降混雑傾向 |

来場前日か当日の朝に、「端末の場所をマップで確認 → 実際に現地で下見」しておくと、いざというとき慌てずにすみます!
◆ 予約がダメでもあきらめない!日本館は“行動次第”で入れる
日本館は、2025年大阪・関西万博を象徴する人気パビリオンであり、事前予約なしでは入場できないと思われがちですが、
実は「当日枠」を活用すれば、チャンスはまだ十分にあります。
特に、以下のようなポイントを押さえておけば、かなり有利です。
▶ 当日予約で日本館に入るためのポイントまとめ
チェックポイント | 内容 |
---|---|
入場ゲート | 東ゲートがもっとも有利(日本館に近い) |
到着時間 | 午前枠は8:45〜、夜枠は18:15〜が理想 |
スマホ操作 | アプリの操作方法を事前に練習しておく |
会場端末 | 下見して、空いている場所をあらかじめ確認 |
複数人予約 | 全員分のQRコードを用意しておくとスムーズ |
事前に予約が取れなかったとしても、チャンスはあります。
むしろ、当日の立ち回り次第で予約者と同じように日本館を楽しめる可能性は十分にあるのです。

しっかりと準備して、ぜひ未来の日本と向き合う体験をしてきてくださいね!
◆ 日本館の見どころ①:宇宙に触れる!「火星の石」&「はやぶさサンプル」
日本館の中でも最も注目を集めているのが、宇宙にまつわるリアルな展示コーナーです。
ここでは日本の宇宙探査の歴史と成果に触れることができ、科学好きな子どもから宇宙オタクの大人まで夢中になれる仕掛けが満載です。
展示では、かつて南極・昭和基地周辺で採取された「火星の石」と呼ばれる隕石や、小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」が持ち帰ったサンプル粒子を、実物で鑑賞・体感することができます。
▶ 展示内容と特徴(比較表)
展示物名 | 詳細内容 | 特徴・体験ポイント |
---|---|---|
火星隕石(通称:火星の石) | 日本の南極観測隊が採取した火星由来とされる隕石 | 実物が透明パネルに埋め込まれており、実際に触れることが可能。日本初の試み |
小惑星サンプル | 「はやぶさ」「はやぶさ2」がイトカワ・リュウグウから持ち帰った宇宙の砂粒 | 高精細な拡大映像とあわせて展示され、宇宙と地球をつなぐ技術の偉大さを実感できる |
💡 さらに深掘りポイント:
-
火星の石は、かつて火星に水が存在した可能性を示すとされ、科学的にも大きな意味を持つ資料。
-
はやぶさサンプルは、数ミクロン単位の微細な砂粒で、特別なマイクロスコープでその内部構造まで可視化できる。
-
宇宙関連展示の横には、子ども向け解説タッチパネルもあり、科学教育の一環としても活用されています。
◆ 見どころ②:「藻類ハローキティ」×「ドラえもん」の未来ナビで学べるSDGs
日本館では、難しいテーマになりがちな環境問題や再生可能エネルギーの未来についても、誰でも楽しみながら学べるような工夫がなされています。
その代表が、人気キャラクターとコラボした“未来ナビゲーション”コンテンツです。
▶ 展示キャラクターと役割(わかりやすい表にまとめ)
キャラクター | 展示エリア | 役割・演出内容 | 体験の魅力 |
---|---|---|---|
ハローキティ | 藻類エリア | 32種類の藻類をキティちゃんが擬人化して紹介 | それぞれ色や形が異なり、フォトスポットとしても大人気 |
ドラえもん | パビリオン全体ナビゲーター | 音声・映像で環境やエネルギーの問題をわかりやすく説明 | 子どもでも楽しく学べるよう親しみやすい語り口で案内してくれる |
🌿 藻類展示の魅力をさらに詳しく:
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藻類とは、光合成を行う微生物で、地球温暖化対策やバイオ燃料の開発でも注目されている存在です。
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展示空間には、緑色の培養チューブが天井から床まで張り巡らされ、まるで近未来の温室を歩いているような感覚になります。
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空間は湿度や光にも配慮されており、まるで森林浴のようなリラックス効果もあり、大人にも大好評です。
◆ 見どころ③:来場者を迎えるユニフォームもアートの一部!
日本館の魅力は、展示物だけではありません。
来場者を出迎えるスタッフのユニフォームにも日本らしさと環境意識が詰め込まれているのです。
これはただの衣装ではなく、“動く展示”とも言える完成度の高いファッション作品として、多くの来場者の目を引いています。
▶ ユニフォームの設計・デザインまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
デザイン監修 | 中田優也(クリエイティブディレクター) |
コンセプト | 「柔らかさ」「未来感」「伝統美」の融合 |
使用素材 | 環境配慮型の再生素材(リサイクル可能) |
利用後の設計 | 万博終了後は再活用・再設計前提のサステナブル設計 |
デザイン特徴 | 和装を彷彿とさせるラインを基調に、現代的シルエットを融合 |
👘 注目ポイント:
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来場者との距離感を縮める親しみやすいカラーリング。
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背面の刺繍やワンポイント装飾には、日本の伝統模様(麻の葉/青海波など)があしらわれている。
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日本文化と先端技術の融合を、「人」によって表現している象徴的な取り組みです。
◆ 日本館を120%楽しむための完全ガイドまとめ!
最後に、日本館の魅力や入場に関する情報を表で総まとめします。

これを押さえれば、あなたもスムーズに観覧し、見逃しなく体験できるはずです。
▶ 日本館攻略ガイド:ポイント早見表
項目 | 内容 |
---|---|
観覧方法 | 基本は事前予約制(アプリ操作必須) |
当日枠 | 午前(9:30)・夜(19:00)に解放。早めの行動がカギ |
見どころ | 火星隕石/はやぶさサンプル/藻類ハローキティ/未来ナビドラえもんなど |
写真スポット | 藻類キティ展示、宇宙展示バック、ユニフォームスタッフとの記念撮影 |
裏技 | 提携旅行会社からのパッケージ予約 or USJとのセット割引活用 |
注意点 | 土日祝・大型連休は非常に混雑。端末の場所・スマホの操作練習は必須! |
◆ まとめ:情報と準備が日本館を最大限に楽しむカギ!
日本館は、日本の“今”と“未来”を象徴するパビリオンです。
宇宙技術・環境対策・サステナビリティ・文化的感性まで、すべてを五感で体験できる唯一無二の場所と言っても過言ではありません。
事前予約が取れなかったとしても、「当日枠」や会場端末を活用すれば、まだまだチャンスはあります。
特に展示の内容が子どもからシニア世代まで楽しめる構成になっているため、家族連れやカップルにも非常におすすめです。
しっかり準備して訪れれば、きっと“未来の日本”を実感できる時間になるはず。
このガイドを参考に、ぜひ大阪・関西万博の日本館で、あなただけの「未来との出会い」を体験してください!