はじめに|「遺物」が変える戦い方
『エルデンリング:ナイトレイン』において、遺物はただの装備ではありません。
それはキャラクターの成長を支え、戦術そのものを変化させる重要なパーツです。
遺物は一度手に入れると、キャラの攻撃力、防御力、スキル性能など、さまざまな面に影響を与え続けます。
ステータスの数値強化に加えて、特殊効果によって戦い方の幅が広がるため、育成における「最重要要素」ともいえます。
このゲームでは戦闘勝利だけでなく、敗北時やミッション達成時など、さまざまな状況で遺物が手に入るチャンスがあります。
さらに、拠点「円卓」にある壺商人のマーケットでは、「景色の原石」という素材が購入できます。
この原石を使って生成される遺物には、ランダムで効果が付与されるため、運要素も強く絡みます。
つまり、どのタイミングで原石を使うか、どのキャラに何を装備させるかが、ゲーム全体の攻略難易度に大きく影響します。
遺物厳選の極意|クラウドセーブで理想を引き寄せる
ゲームが進むにつれて、性能の高い遺物を効率良く集める必要が出てきます。
そのときに重要になるのが「厳選」という考え方です。
中でも、多くのプレイヤーが実践しているのが「クラウドセーブを使ったやり直し」です。
この方法では、遺物を生成する直前のデータをオンラインストレージに保存しておきます。
その後、「景色の原石」を使って遺物を生成し、出てきた効果を確認します。
もし理想の効果でなければ、クラウドに保存したデータを復元してやり直します。
これを繰り返すことで、欲しい効果が出るまで粘ることができます。
ただし、PlayStation Plus や Xbox Game Pass などの有料セーブ機能が必要になります。
運次第で理想の遺物がすぐ手に入ることもありますが、多くのプレイヤーは数時間単位で厳選に挑みます。

それだけ「厳選」は深く、こだわりがいのあるシステムなのです。
重複する?しない?|遺物の重ねがけルールを正しく理解しよう
遺物には最大で3つの効果が付きます。
その内容がキャラクターの性能に大きな影響を与えるため、「同じ効果を複数装備したらどうなるか?」という点が非常に重要になります。
実際、多くの効果は異なる遺物に跨いでなら重複します。
つまり「生命力+3」の効果を持つ遺物を2つ装備すれば、生命力は+6となります。
また「ルーン獲得量アップ」や「アーツ蓄積量増加」などの効果も合算されます。
これはチーム全体の育成効率を高めるうえで、とても大きな利点になります。
しかし注意点もあります。
1つの遺物内では、同じ効果が2回つくことはありません。
たとえば「攻撃力+5」が2枠に分かれて重複することは不可能です。
また「武器属性の自動付与」系の効果については、スロットの一番左にある遺物のみが有効となります。

以下の表で、重複仕様をまとめました。
効果の種類 | 重複可能性 | 補足 |
---|---|---|
ルーン獲得量アップ | 可能 | キャラ全員に同効果を持たせると効果が合算 |
ステータス強化(例:生命力+) | 可能 | 違う遺物であれば積み重ね可能 |
武器属性の付与(炎・冷気など) | 部分的 | 左スロットの効果のみ有効(複数は不可) |
同一効果の重複(1つの遺物内) | 不可 | 同じ遺物内では同一効果は1度のみ出現 |
特殊スキルトリガー系 | 状況依存 | 一部は排他発動、組み合わせには要注意 |
キャラクター別:おすすめ遺物とビルドの指針
ここからは、登場キャラクターごとに相性の良い遺物を紹介します。
それぞれの個性に合わせたビルドを構築することで、戦術の幅が大きく広がります。
追跡者|万能型のアタッカーを火力で支える遺物たち
「追跡者」はバランスに優れたキャラです。
近距離も遠距離もこなせ、攻防ともに穴がありません。
このキャラには、スキル火力や持続力を底上げする遺物が向いています。
特に「スキル発動時に追加ダメージ(炎属性)」の効果は非常に強力です。
さらに、「スキル回数増加」や「スキル命中時にスタミナ回復」などの効果を重ねることで、連戦やボス戦でも安定した立ち回りが可能になります。

攻撃系と汎用系の両方を組み合わせると、非常に扱いやすいビルドになります。
守護者|仲間を守る防御型に必要な遺物とは
「守護者」は前線で仲間を守ることに特化したキャラです。
高い防御力とヘイト操作が特徴です。
「スキル持続時間を延長する」遺物は、敵を引きつけるスキル「つむじ風」と相性抜群です。
また、「ダメージを受けると一部を反射」する効果も、耐久型として非常に効果的です。
さらに「ガード成功でアーツゲージがたまる」や「ガード中に狙われやすくなる」効果を重ねることで、守護者としての役割を完全に果たせます。
鉄の目|サポートと遠距離火力の両立
「鉄の目」は弓による遠距離攻撃と、仲間のサポートが得意なキャラです。
「スキル回数+1」は必須級で、バフ系スキルの持続時間を長くできます。
「弱点付与の持続延長」や「弓攻撃力アップ」など、火力面も意識した遺物構成がおすすめです。

さらに、アーツやスキルの回転率を上げる効果を組み込めば、戦場全体を支配する存在になります。
レディ|手数と状態異常で圧倒するスピード型
「レディ」は短剣を用いた手数重視のキャラです。
「スキルによるダメージアップ」や「連撃で直前の行動を再現」など、攻撃回数を増やす遺物と相性が良いです。
「冷気や出血の状態異常を付与する」遺物を使えば、高耐久の敵にも対応可能になります。

一撃一撃は軽くても、連撃によって削り切ることができるビルドです。
無頼漢|前に出て殴る!脳筋スタイルを最大強化
「無頼漢」はとにかく前に出て殴るスタイルのキャラです。
「スキル中に被弾すると攻撃力とスタミナ上昇」する遺物がもっとも効果的です。
「特大武器の攻撃力アップ」や「被弾後に火力上昇」など、リスクと引き換えに爆発力を得られる構成を目指しましょう。
復讐者|死霊とともに戦場を制する支援型
「復讐者」は死霊を召喚し、味方の補助をしながら戦います。
「死霊共闘中に能力アップ」や「出撃時に召喚アイテム自動所持」の遺物は非常に便利です。

FPの消費が激しいため、「装備している聖印の数に応じて最大FPが増える」ような効果もおすすめです。
隠者|魔術で戦況をひっくり返す知性型キャラ
「隠者」は魔法火力に特化しています。
「属性痕を集めると魔術強化フィールドが展開される」特殊遺物は火力を大きく引き上げます。
「魔力攻撃アップ」「最大FP増加」など、長期戦に耐えられる構成を意識することが重要です。

また、杖を複数持つことでFPが伸びる遺物も、知略型ならではの装備選択と言えます。
執行者|暗殺型の真骨頂!状態異常連撃ビルド
「執行者」は状態異常で敵を削るタイプのアタッカーです。
「アーツ中にHP回復」や「スキル中に妖刀解放+回復」など、自己回復系の遺物があると安定性が高まります。
また、元々の出血に加えて「冷気属性を付与」できる遺物を組み合わせると、二重の状態異常で一気に敵を削り取れます。
結論|あなたのビルドは、遺物で決まる
『エルデンリング:ナイトレイン』における遺物は、ただの装備ではありません。
キャラクターの特性を最大限に引き出すための「鍵」となる存在です。
厳選、重複、ビルド構築という流れを理解することで、あなたの戦い方は大きく変わります。
ぜひ自分だけの最強ビルドを作り上げ、世界に挑んでください。
次に戦場で会うとき、どんな装備で立っているか楽しみにしています。