【徹底ガイド】「海」の旧字体と新字体を完全マスター！パソコン・スマホでの入力方法も網羅

普段何気なく使っている漢字。
しかし、ふとした瞬間に「あれ？この字、ちょっと違うかも」と思ったことはありませんか？
特に、よく目にする漢字ほど、微妙な違いが気になるものですよね。

今回はそんな違和感を持たれやすい漢字、**「海」**に注目！
旧字体と新字体の違い、そしてパソコンやスマートフォンで旧字体を入力する具体的な方法を、わかりやすくまとめました。

漢字入力に自信が持てるようになるこの機会に、ぜひ最後まで読んでみてください！

「海」の漢字、右側が違う？【「毎」と「母」の違いを比較】

「海」という字をじっくり見ると、右側のパーツが異なるバージョンが存在することに気づきます。
実は「毎」と「母」の2通りがあるんです！

まずは、それぞれの違いを表にまとめてみましょう。

バリエーション	説明	特徴
右側が「毎」	現代日本で一般的に使用される標準表記（新字体）	通常の変換で出現
右側が「母」	古い書体（旧字体）であり、人名用漢字にも登録されている	特別な設定や操作が必要

パソコンで旧字体の「海」を表示したい場合、少し工夫が必要になります。
ここでは、簡単にできる2つの方法を紹介します！

特定のフォントに変更するだけで、旧字体風の「海」を表示できるケースがあります。

手順

もっと自在に使いたいなら、単語登録機能が非常に便利です。

手順	内容
①	ネット上から旧字体（右が「母」の海）をコピー
②	Wordやメモ帳に「テキストのみ貼り付け」で保存
③	タスクバーのIMEアイコン（「あ」「A」）を右クリックして「単語登録」を選択
④	「単語」欄にコピーした旧字体を貼り付け、「よみ」に「うみ」と入力
⑤	登録して完了！

これで、「うみ」と打つだけで旧字体の海がすぐに呼び出せるようになります！

さらに高度な操作として、Windowsの環境依存文字設定を見直す方法があります。
これによって、旧字体や異体字の変換がよりスムーズになります！

ステップ	操作内容
①	タスクバーのIMEアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択
②	「詳細設定」メニューへ移動
③	「変換」タブを開き、「変換文字制限をしない」にチェックを入れる
④	設定を保存して完了

この設定を施しておけば、海以外の旧字体や特殊な漢字も変換候補に現れやすくなります！

特に苗字研究、古文書解読、歴史的文書の作成に携わる方にとっては必須テクニックです。

パソコンだけではありません！
スマートフォンでも旧字体を入力することが可能です。
操作はとてもシンプルなので、ぜひ試してみてください。

※Androidの場合は、事前に「手書きIME」の有効化設定が必要な場合があります。

さらに、文字コードを直接入力して指定する方法もあります。
こちらはより正確に文字を呼び出したい場合におすすめです。

方法	内容
Unicodeコード入力	`U+6D77` を入力してから Alt＋X を押すと「海」に変換
注意点	右側「母」の旧字体版を出すには、環境依存文字設定が必要