日々の生活や仕事で漢字を使っていると、「あれ、この漢字、少し違うような……？」と感じることはありませんか？
実は私たちが普段目にしている漢字の中にも、異字体や旧字体と呼ばれるバリエーションがいくつも存在しています。

私自身、気になった漢字を調べてみると「こんな違いがあったんだ！」と驚くことがよくあります。
そこで今回は、特に間違えやすい**「島」**という漢字にスポットを当て、異字体・旧字体の違いと、パソコンやWordを使った具体的な入力方法まで、詳しく解説していきます！

「島」のバリエーション一覧！どれも同じではない？

パソコンやスマホで「シマ」と入力すると、たいてい「島」と変換されます。
ですが、「島」という字には、見た目が少し違うバリエーションがいくつか存在しているのをご存じでしょうか？
特に人名や地名では、別の形の「島」が使われることもあります。

具体的には、次のような違いがあります。

漢字	読み方	特徴	主な使用場面
島	しま	現在広く使われている標準字体	通常の文書や地図など
嶋	しま	「山」と「鳥」を組み合わせた異字体	名字や地名によく登場
嶌	しま	「山」と「鳥」に点が加わった異体字	特殊な地名や姓で使用されることがある
㠀	しま	古い形の「島」（旧字体）	歴史資料や古文書に見られる

こうして並べてみると、似ているようで細かい違いがあることがわかりますね。

【まとめ】異字体・旧字体「島」の使い分けポイント

それぞれの漢字を正しく理解するために、ポイントをわかりやすく整理しておきましょう。

旧字体の「㠀」を入力したい場合、通常の設定では変換候補に表示されないことがあります。
そんなときは、次の手順で設定を見直しましょう！

これで、「シマ」と入力して変換するだけで、㠀が表示されるようになります。

🔽【設定手順まとめ】

さらに便利な方法として、Unicodeコードを使った直接入力もあります。
特殊な漢字を使う機会が多い方は、この方法もぜひ覚えておきましょう！

ポイント：コードを入力し、Alt＋Xキーを押すだけで該当する漢字に変換されます！

文字の違いをもっと直感的に理解できるように、各バリエーションの拡大イメージも見てみましょう。

字形拡大	特徴解説
島	標準の現代字体。あらゆるシーンで使用される
嶋	「山」と「鳥」で構成される異体字。姓によく登場
嶌	「山＋鳥＋点」が加わったレアな異字体
㠀	鳥の下に山を置いた古いスタイルの旧字体。使用には注意