AppleのiPhoneには、写真内の情報を自動で検出し、関連するデータを即座に提示する「視覚的検索機能」が標準装備されています。
この機能は、便利さを重視する多くのユーザーから評価されていますが、一方でプライバシー保護を心配する声も少なくありません。
特に、iOS 18やmacOS Sequoiaでは初期設定で有効になっており、知らないうちに機能を使用している人もいる可能性があります。
そこで、この記事では視覚的検索を無効にする方法について詳しく解説します。
iPhoneとMacの両方で、簡単に設定を変更できるので、必要に応じてプライバシーを保護しましょう。
新機能「視覚的検索」とは
Appleが導入した視覚的検索機能は、AIによる高度な写真解析を活用した新しい技術です。
この機能を使うことで、写真内に写っている建物や有名な場所を簡単に特定できるようになります。
例えば、旅行中に撮影した写真を整理する際、AIが自動でランドマークを識別し、アルバムを見やすく分類します。
さらに、写真アプリ内でキーワードを検索すると、該当する写真が瞬時に表示され、探す手間を省けます。

解析されたデータは暗号化され、Appleのサーバーで照合されるため、プライバシーも一定程度守られています。
プライバシー保護のための技術
Appleはユーザーの個人情報を保護するために、さまざまな最新技術を導入しています。
その中でも、視覚的検索機能に関連する3つの技術が特に重要です。
準同型暗号技術は、データを暗号化したまま処理する技術で、情報が第三者に漏れた場合でも内容を知られません。
差分プライバシーは、大量のデータを分析しても個別のデータを特定できないようにする技術です。
OHTTPリレーを使えば、送信するデータとIPアドレスを分離し、外部からの追跡を難しくします。
これらの技術によって、Appleはユーザーに安全で便利な機能を提供しています。
プライバシー保護のための技術

Appleは、視覚的検索機能を提供するにあたり、高度なプライバシー保護技術を導入しています。
技術名 | 説明 |
---|---|
準同型暗号 | データを暗号化したまま処理できる技術で、外部に解読されるリスクを軽減 |
差分プライバシー | 個別データの特定を防ぎつつ、統計的分析を可能にする技術 |
OHTTPリレー | IPアドレスを匿名化し、データの追跡を防止 |
視覚的検索の無効化手順
iOSデバイスでの手順
- iPhoneの「設定」アプリを開きます。
- 「写真」のオプションを選択し、設定画面を表示します。
- 画面を下にスクロールし、「視覚的検索」を見つけてください。
- 「視覚的検索」の横にあるスイッチをオフにします。
macOSデバイスでの手順
- Macの「写真」アプリを起動します。
- メニューバーにある「設定」を選択し、オプション画面を開きます。
- 「一般」タブにある「視覚的検索」のチェックを外してください。
これで、視覚的検索機能が無効になり、写真データが外部に送信される心配がなくなります。
まとめ
視覚的検索機能は、写真から多くの情報を引き出せる非常に便利なツールです。
しかし、便利な機能ほどプライバシーに関するリスクも伴うため、使い方を慎重に考える必要があります。
Appleは利便性とプライバシー保護の両立を目指しており、ユーザー自身が設定を見直して最適な状態で利用することが推奨されています。
初期設定ではこの機能が有効になっているため、気になる方は手順に従って無効化してください。
これにより、安心してiPhoneやMacを使い続けることができるでしょう。