Nintendo Switchを家族や友人に譲渡する、あるいは使わなくなったユーザーアカウントを整理したい…そんなときに浮かぶのが「ユーザー削除」の選択肢。でも、実際にアカウントを消すと、どんな影響があるのか、あとから困ることはないのか、気になるところですよね。
この記事では、Nintendo Switchからユーザーアカウントを削除する際のステップや注意すべきポイント、セーブデータの取り扱い、さらには再登録の可能性について、詳しく解説していきます。
ユーザーアカウントを削除するには?操作手順を確認しよう
Nintendo Switch本体に登録されているユーザーを削除したい場合、設定画面から操作を行います。以下の表でステップを確認しましょう。
手順 | 操作内容 |
---|---|
1 | ホーム画面から「設定(歯車マーク)」を開く |
2 | 左側メニューの中から「ユーザー」を選択 |
3 | 削除対象のユーザーを選ぶ |
4 | 「ユーザーの消去」をタップ |
5 | 表示される確認メッセージに従って進む |
6 | 最後の確認で「消去」を選択し完了 |
操作自体は難しくありませんが、削除後に起こることもあらかじめ理解しておくことが大切です。
削除するとどうなる?セーブデータやゲームの記録は?
ユーザーアカウントを削除すると、そのアカウントに紐づいていた情報もすべて失われます。特に注意すべきは、以下の内容です。
削除による影響 | 詳細 |
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セーブデータの消去 | ゲームの進行状況や記録データは完全に削除され、元に戻すことはできません。 |
ゲーム履歴の消失 | プレイ記録や設定内容などもあわせて消去されます。 |
復元は不可 | 一度削除を完了してしまうと、同じアカウントを復元する手段はありません。 |
つまり、「ちょっと使わないから削除しようかな」と軽い気持ちで進めてしまうと、後悔するケースもあるので慎重な判断が必要です。
ニンテンドーアカウントとの違いと関係性
ここで一度整理しておきたいのが、Switch本体に登録する「ユーザー」と、ネットワーク上で管理されている「ニンテンドーアカウント」の違いです。
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ユーザーアカウント:Switch本体上のプレイヤー情報
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ニンテンドーアカウント:オンラインサービスやeショップなどにアクセスするためのアカウント
ユーザーを削除しても、ニンテンドーアカウント自体は消えません。ただし、両者の連携は自動的に解除されるため、再利用する場合は再度連携の設定が必要になります。
ニンテンドーアカウント自体を完全に削除したい場合は?
「本体のユーザーではなく、ニンテンドーアカウント自体も不要になった」という場合は、次の手順でアカウントを完全削除できます。
手順 | 操作内容 |
---|---|
1 | パソコンまたはスマートフォンからニンテンドーアカウントにログイン |
2 | 「その他の設定」を開く |
3 | 「アカウントの削除」を選択 |
4 | 注意事項をよく読み、問題なければ削除を実行 |
この操作により、Nintendo Switch Onlineの利用履歴、eショップでの購入履歴、クラウド保存されたデータなどもすべて削除されます。一度消してしまうと取り戻す手段はありませんので、慎重に検討してください。
削除後の連携解除で起こること
ユーザー削除やニンテンドーアカウントとの連携解除により、以下のような変化が発生します。
影響内容 | 詳細 |
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Nintendo Switch Onlineの自動更新が停止 | 加入していた場合でも自動継続はされません |
eショップの利用が不可 | 購入履歴も含め、アクセス不能に |
クラウドに保存していたセーブデータの利用不可 | ダウンロードや同期ができなくなります |
アカウントの再登録はできる?30日以内なら救済措置あり
「やっぱり元に戻したい!」というとき、ニンテンドーアカウントに限っては、削除から30日以内であれば復元が可能です。ただし、時間が経過するとその手段は失われてしまいます。
状況 | 再登録の可否 |
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削除から30日以内 | ログインして「再開する」を選べば復元可能 |
削除から30日超過 | アカウントは完全に削除され、復元不可 |
この「30日ルール」は知らないと取り返しがつかないことになりかねないので、削除前に必ず確認しておきましょう。
【まとめ】ユーザー削除は計画的に!失うものも大きい
Nintendo Switchでユーザーアカウントやニンテンドーアカウントを削除する際は、単純な操作とは裏腹に、その影響は多岐にわたります。特にセーブデータの完全消去や、再登録の期限など、一度の操作が取り返しのつかない結果を招く可能性も。
使わないアカウントを整理するのは大切なことですが、「本当に今削除するべきなのか?」と一度立ち止まって考えることが、後悔しないための第一歩です。